Re: 反省して誠意を見せた男のスレ( No.22 )
価格を高く設定することによって我が店の売り上げが落ち込むことは百も承知です。しかし自分の所だけが
儲かれば良い、他店は敵だ、などと決め付けるばかりではカードゲームの将来性が失われてしまいます。我が店の存在によって
他店の価格はとてもリーズナブルに映るでしょう。それにより各地のシングル売り上げは増加します。子供たち、あるいは大人達にとって我が店は
大変ポピュラーな存在となっています。また恐縮ながら大手カードショップ=我が店という印象を多くの皆様にお持ちいただいているようです。
そんな大手カードショップの価格よりも安価で売られているものがあれば「これ安いじゃん!」と多くの方が食いついてくれる筈です。YouTubeやニコニコで
の宣伝行為は全てこのためです。一部の方はこういった宣伝行為を非難されていらっしゃいましたが、実は他店のための行為だったのです。
他店の売り上げ増加に何のメリットがあるか不思議に思われる方がいらっしゃるでしょう。これについて説明いたします。
現在、日本は大変厳しい経済状況の中におかれています。無論各地カードショップも大変な影響を受けている次第です。
そのような中カードショップが一つ、また一つと潰れて行けば、当然プレイヤーの数も減ってゆくでしょう。カードゲームの一番の楽しみは様々なプレイヤーと対戦し
交流を深めてゆくことにあります。その交流の場が無くなれば、プレイヤーの意欲減退という自体が起こることはもはや仕方の無いことです。
各地ショップの果たしている役割は、何もカードの提供だけではないのです。
そのため我々は各地、特に地方のショップを非常に重要視しています。これらのショップが日本のカードゲーム界を支えているといっても過言はありません。
実のところ価格を上げ自らを犠牲にし他店を救うという役割を担うということに関しては最初は否定的な立場をとっていました。そんなことが出来るわけがない、
第一自分達にメリットが無いし引き受けられる程の余裕が無い、と。
所詮我がショップも不況の波に飲まれた一ショップに過ぎないのです。しかしある日を境に私の考えは変わりました。
出張で九州に向かったときのことです。一生忘れることは出来ません。看板も外装もボロボロの一見廃れたお店で繰り広げられていた子どもたちの熱い戦い。そして笑顔を。
こうして私は今、社長としてカードゲームという最高のコミュニケーションツールを幅広い世代に知れ渡らせようと日々努力を重ねています。
我が店を嫌っている方は多いですし、私自身を嫌われている方も沢山いらっしゃいます。しかし私を嫌う分、他のショップが皆様の目により良く映っていただいているのなら、
カードゲームの未来はきっと明るいのだと、私はそう信じています。