Re: AA資料館( No.26 )
本拠地、入間市の企業で迎えた二次面接
志望動機で大量の圧迫、自己PRも勢いを見せず惨敗だった
ポケガイに響くステハンのため息、どこからか聞こえる「ニートになったちょくえは終わりだな」の声
両親からも邪険に扱われる中、ポケガイの二次元党首ちょくえは独りキーボードの前で泣いていた
JTOで手にした栄冠、喜び、 感動、そして何より信頼できる二次元党員・・・
それを今のポケガイで得ることは殆ど不可能と言ってよかった
「どうすりゃいいんだ・・・」ちょくえは悔し涙を流し続けた
どれくらい経ったろうか、ちょくえははっと目覚めた
どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たいキーボードの感覚が現実に引き戻した
「やれやれ、また企業研究をやり直さなくちゃな」ちょくえは苦笑しながら呟いた
立ち上がって伸びをした時、ちょくえはふと気付いた
「あれ・・・?あいつらがいる・・・?」
PCに向き合ったちょくえが目にしたのは、スレを埋め尽くさん限りの二次元党員の半値だった
流れそうな程の帝国スレが立ち、旧ガイのようにかつての連投が響いていた
どういうことか分からずに呆然とするちょくえの背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた
「光聖、サッカーの練習だ、早く行くぞ」声の方に振り返ったちょくえは目を疑った
「た・・・琢蔵?」 「直江さん、居眠りでもしてたんですか? 」
「テ・・・太鼓侍さん?」 「なんだ佐藤、かってに太鼓侍さんを引退させやがって」
「Wあさん・・・」 ちょくえは半分パニックになりながら二次元党本スレの名簿を見上げた
1番:隠密 2番:Wあ 3番:氷河期ですね 4番:セール 5番:直江山城守兼続 6番:誠自重 7番:琢蔵 8番:太鼓侍 9番:茄子
暫時、唖然としていたちょくえだったが、全てを理解した時、もはや彼の心には雲ひとつ無かった
「勝てる・・・勝てるんだ!」
水素から第三カノンを受け取り、仁王国へ全力疾走するちょくえ、その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった・・・
翌日、PCの前で冷たくなっているちょくえが発見され、吉村と村田は病院内で静かに息を引き取った