「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」
【概要】
ポケガイ民が理想の力(オリジナルも既存作品からのも)と容姿を手に入れ、二次元世界に生まれ変わる。力を使って戦いを繰り広げたり、二次元ヒロインと出会って生き抜いていく物語である。
【あらすじ】
ポケガイ住民のとある青年は、ある日呆気なくその短い生涯を閉じる。次に彼が目を覚ますと、そこは憧れの二次元世界だった。理想の力と容姿を手に入れた青年は様々な出会いと戦いを繰り返して生き抜いていく。
「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.448 )
雷を帯びた二丁斧でガルガイド兵を薙ぎ続けるキモ男の視界に、コアラ少年と思われる男が映った。コアラ少年はひと際派手な甲冑に身を包んでいたからである。
「其処に在わすはガルガイド軍総大将・コアラ少年殿とお見受けする!我は李信軍副官のキモ男なり!その御首級、頂戴仕る!お覚悟!」
「ヒッ…!来るな!来るなあああああ!!」
愛馬を駆りながらキモ男はコアラ少年の眼前に迫り、雷を帯びた二丁斧を横に薙ぎ払うと、コアラ少年の首が胴から切断され、血飛沫が舞い上がった。
「ガルガイド軍総大将・コアラ少年をこの李信軍副官・キモ男が討ち取ったり!」
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.449 )
勝負尻は次に高圧水流ブレードを作り出してキモ男目掛けて伸ばすが、キモ男は持ち前の動体視力でそれを回避し、勝負尻に接近した。
「迅雷脚ー!!」
キモ男は飛び降りてそのまま雷を帯びた脚から繰り出される強烈な蹴りを勝負尻に見舞った。落馬し、倒れ伏した勝負尻が立ち上がることは2度と無かった。
「勝負尻を討ち取ったり!」
勝負尻の首を斧で切断し、高らかに掲げる。総大将と副将を失ったガルガイドの大軍は最早烏合の衆に過ぎず、次々にキモ男や藤原の部隊に切り崩され、逃げようとした者は水流に押し流された。
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.450 )
舞台は再び移り、ガルドリア城最上階
天井が無い最上階の大広間の奥にある王座で、その男は赤牡丹、オルトロスを待ち構えていた。
「よく此処まで来たな。俺の要する最大戦力をぶつけた筈なんだがな。」
ガルガイド王国第24代国王・かっしー。この男の野望が始動しようとしていた。
「やっと辿り着いたぜかっしー!てめえをぶちのめして野望を打ち砕く!」
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.451 )
掌サイズに圧縮した魔力の塊を、かっしーは何と口に含んだ。
「ウオオオオオオオオオオオオオオ!!」
かっしーの体を莫大な量の魔力が駆け巡る。魔力を吸収したかっしーの瞳は赤と青のオッドアイとなり、悪魔を彷彿とさせる黒い鎧を身に纏っていた。
「たった今、この世界の、能力者にある魔力を全て集めて俺が喰らった!今の俺はこの世界で最強!誰にも止めることは出来ない!この力で俺は世界征服を成し遂げる!ハーハッハッハッハ!」
かっしーが力を得たのを確かめるように右手の指を前後に動かす。
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.452 )
「俺の能力は全てのフラグメントをオリジナルの数倍の性能で使えること!そして見た能力を数倍の性能で使えることだ!」
赤牡丹はかっしーと同じ能力を使おうと試みるが、全く発動しない。
「!」
「世界中の魔力を集めた超越者たるこの俺の力をコピーなど出来る筈が無いだろう!」
かっしーが無数の暗黒空間の穴を出現させてその中から更に暗黒空間の玉を射出する。
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.453 )
「流石にオルトロスは能力のせいで素早いな。動きを封じさせてもらうぞ。」
かっしーが4つの暗黒玉をオルトロスに超高速で飛ばし、オルトロスの四肢を拘束した。
「オルトロス!」
「体がピクリとも動かねえ…!」
赤牡丹が呼びかけるが、オルトロスは自分の意志で動くことが出来ない。 しかしかっしーにも異変が起きた。
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.454 )
「王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)」
突如上空から降り注いだ宝剣の雨によって暗黒光線は防がれた。しかし暗黒光線を防いだ宝剣は消滅してしまう。
「思ったより来るのが早かったな。」
暗黒光線を防がれたかっしーが空を見上げると、小銭と星屑が空高くから降り立った。
「真打ち参上!俺の名は小銭十魔!」
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.455 )
「なーんてな!最初からこの手があるんだよバーカ!ザ・ワールド!」
星屑はスタンド ザ・ワールドの時間停止能力を発動し、無数の暗黒光線の軌道を避けるように迂回してかっしーに接近すると、ザ・ワールドによるラッシュ攻撃を繰り出した。
「無駄無駄無駄無駄…あれ?」
星屑は異変に気づいた。かっしーの体にラッシュを叩き込もうにも、ザ・ワールドの拳が体がをすり抜けるのである。
「恐らくインターバル時間以外は無敵ってことかよクソが。」
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.456 )
「インターバルの間に奴には俺のブラックホールダストエンジェルを食らわせたが復活された。奴にはまだ何かあるんだ!とにかく1人で突っ込むな!」
「分かったよ。それにオルトロスの拘束を何とかしなきゃな。お、そうだ!エコーズACT2!」
赤牡丹とのやり取りを終えた星屑はエコーズACT2の能力でオルトロスを拘束している暗黒にボキッという擬音をくっつけると、暗黒拘束具は見事に折れて外れた。
「助かったぜ星屑!」
「前を見ろ!また攻撃が来るぞ!」
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.457 )
「俺が放出する暗黒空間はあらゆる能力や技の効果を受け付けない!暗黒兵は低魔力で作り出したから消せただけだ調子に乗るなよ!時空断層!?無駄無駄無駄ァ!」
小銭の最強宝具による必殺技 エヌマ・エリシュをもってしてもかっしーの暗黒空間を破ることは出来なかった。
「フハハハハハハ4人まとめてあの世に送ってやる!心配するな閻魔大王には俺から言っておいてやる!」
かっしーは正面に右手を翳して巨大な球状の暗黒空間を作り出し、4人に向けて投げつけた。
「テレポート!」
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.458 )
ザ・ワールドの時間停止が解除され、かっしーは全員に巨大暗黒球を回避されたことに気づく。
「60秒経った!みんなこの隙に奴に遠距離から可能な攻撃を撃ち込むんだ!」
赤牡丹が時間を数えていたらしく、かっしーがインターバルに入った瞬間を見抜いた。
「第四波動!」
テレポートで地に降り立ち、周囲の熱を吸収した赤牡丹の強力な炎熱波動が発射された。
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.459 )
「やったか?」
「やってねえよ!三下はお前らの方だったなぁ!」
星屑の期待を裏切る様に、爆発したかのように見えたかっしーの体は無傷だった。
「あいつには弱点がねえのかよ!」
星屑が苛立たしげに叫んだ。
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.460 )
ガルドリア城の2番目の部屋では、李信&リキッドVSエイジスの激闘が繰り広げられていた。
李信の黒虚閃(セロ・オスキュラス)とエイジスの冷気波動が至近距離で激突し部屋全体を巻き込む爆発を起こした後、リキッドは帝具・インクルシオを装備して爆発を凌ぎ、李信とエイジスは互いの攻撃で傷ついていた。李信はすぐに超速再生で回復した。
その後暫く一進一退の戦いが続いていたが、その状況に焦れたエイジスが更なる力の解放を試みていた。
「ファフニール・龍人化!」
莫大な魔力による青いオーラと冷気が止んで出現したのは、通常のファフニールと時の龍の姿を象った青い魔力オーラの兜や鎧を身につけたエイジスだった。傷も塞がっている。
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.461 )
村雨の刃先がエイジスの脇腹を掠めようとした瞬間、エイジスは高速移動でこれを回避した。
「俺を忘れてんじゃねえよ!」
リキッドが左手で村雨の峰の部分を持ち上げながらエイジスに言った。
「忘れるものかよ。お前ら2人は俺が必ず殺すんだんからな。」
「そうかよ!だが俺もまだ奥の手がある!」
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.462 )
「助かったぞリキッド。お前のおかげで超速再生することが出来た。」
「俺も直江のおかげで奴を仕留められたよ。」
李信の礼に一瞥したリキッドがエイジスに向けて村雨の鋒を向けた。エイジスの方を見ろという意味だろう。
「俺を仕留めただと?少し傷をつけた程度でか?笑わせんなよ。」
しかし李信が見たのは全身に呪いのような紋様が広がっているエイジスの姿だった。
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.463 )
「お前ら、俺と戦ったことがあるなら分かるよなあ!?俺は2回殺されねえと死なねえんだよ!」
一回の戦闘につき一回だけ使用可能なエイジスの特殊能力であった。
「やっぱ簡単には行かないねぇ。でもそれならもう一回村雨を…!」
リキッドが村雨を出そうとしたが、エイジスが瞬時にリキッドの前に現れた。
「お前の帝具は厄介だ。お前から先に死んでもらうとしよう!」
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.464 )
同時に、リキッドの左腕と左脚を覆う氷が粉々に砕け散る。
「行くぞ氷河期ィィィ!!」
リキッドが今までに無い程の力でノインテーターをエイジスに突き出そうと驚異的な速力で接近する。しかしエイジスも速い。ノインテーターの連続突きに的確に反応して冷殺剣で捌いていく。
「セロ…」
「いい加減お前は凍ってろ直江ェェェ!」
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.465 )
「ようやくリキッドを始末出来た。次はお前だ直江。お前とはこの世界で様々な因縁があったが、今その因縁にも終止符を打ってやる。」
「無想・樹海浸殺!」
エイジスが凍った床に両手を叩きつけると、以前李信と交戦した時よりも多くの蔦が次々に床から生え伸びて氷漬けになっている李信を襲う。やがて李信は無数の蔦に球状に取り囲まれた。李信を取り囲む蔦から無数の尖った枝が生えて李信の全身を氷ごと貫いた。
李信の血が枝や蔦を伝って流れ出る。
「終わった…!終わったぞ…!ようやく不忠の輩を成敗したぞ!さあ、我らが王の加勢に行かねば!王国に逆らう不義の者共を俺がこの手で抹殺する!」
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.466 )
「黒虚閃(セロ・オスキュラス)」
一段階目の解放の時よりも桁外れの威力の黒虚閃が右手の人差し指から発射された。
「ブリザードフォース・ディバインバースト!」
エイジスは右手から極太の冷気砲を射出して対抗するが、黒虚閃に一瞬で呑み込まれてしまう。エイジスは黒虚閃の直撃を受けた。
「ハァ…ハァ…ハァ…クソッ!輝く流星の矢(スターライトアロー)!」
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.467 )
(聞こえる…みんなの声が…。王の声が、騎士達の声が、団長の声が、喫茶店のみんなの声が…!こんなところで終わるなと俺を叱咤している!)
(俺は負けるわけにはいかない!俺がこの国を守らなきゃ!守るんだ!俺が…俺が守る!)
突如膨大な魔力が倒れているエイジスを包む。
「なんだこれは…?」
李信が茫然としていると、膨大な魔力を帯び、翼を持つ天馬の姿になったエイジスが現れた。
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.468 )
超速再生で再生した右腕で、李信が光の槍を投擲すると、エイジスは持ち前の素早さでそれを回避した。回避された光の槍は遥か下まで落下し、城下町に着弾した。
凄まじい轟音を上げながら城下町からこの天空の城を突き抜ける程の高さの巨大な火柱が上がる。火柱は城下町を飲み込み、エイジスの目の前をも掠めた。
「外したか。やはり扱いが難しいな。」
李信が再度光の槍を作り出した。次の瞬間、李信の視界からエイジスの姿が消える。
眼前に現れたエイジスが頭の角で冷気を込めた突きを李信の腹部に見舞うと、李信の腹部に大きな穴が空き、血飛沫が上がった。
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.469 )
コキュートスにより氷漬けにされた李信は先程まで戦っていた部屋の床まで落下した。
濃く黒い霊圧が氷の中から溢れ出し、氷を突き破って李信が出てきた。
「俺が眼帯を外していないのもあるが、前よりもコキュートスの威力が増してやがる…!」
李信が眼帯を外し、今まで以上に濃く黒い霊圧を発する。莫大な霊圧が火柱のように天高く上がることで偉いも李信がまだ生きていることに気づく。
「あのクソ野郎…!まだ生きてたのか往生際の悪い奴だ!前戦った時よりも更に霊圧が増してやがる!」
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.470 )
「建御雷神(タケミカヅチ)!」
突如エイジスの頭上に現れた人物が天照の炎遁と千鳥の雷遁を組み合わせた突き攻撃をエイジスの翼に繰り出した。エイジスの片翼はもがれてしまう。
「忘れた頃にやってくる!俺は北条、又の名をまだら!これより直江さんに助太刀する!」
衣装をガラリと変えて背中にうちはの家紋が入った胸元がはだけた服を着こなし、背中には刀を差している。万華鏡写輪眼と輪廻写輪眼を片目ずつに宿し、膨大な量のチャクラを感じさせる。
「横槍入れてんじゃねえ!外野は引っ込んでろ!」
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.471 )
「完成体須佐能乎!」
北条の万華鏡写輪眼の瞳術が発動し、背中から翼が生えた紫色の巨人が現れる。エイジスの突進は須佐能乎に抑えられてしまった。
「そんなに俺に起こったか?ならついて来い!」
北条は須佐能乎で飛行し始め、部屋の天井が破壊された場所から空に出る。
「火遁・豪火球の術!」
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.472 )
李信がエイジスと交戦して時間を稼いでいる間に北条が火遁・豪火球の術を空に何発も打ち上げると、大気が急に温められて積乱雲が発生する。
「直江さん、氷河期から離れろ!」
北条が左手に雷遁のチャクラを流し、天空から麒麟を出現させる。李信は北条の指示で響転(ソニード)で距離を取る。
「このデカい雷の生き物は…!?」
「この術は天照と同じだ!絶対にかわすことは出来ない!」」
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.473 )
天空で発生した爆発で3人は大ダメージを受けてガルドリア城の元いた部屋まで落下した。3人は暫く倒れていたが、北条が最初に這い蹲りながら立ち上がった。既にチャクラを使い果たし、尾獣チャクラモードは解除されて完成体須佐能乎も消えていた。
「本気の俺と直江さんの技を合わせても互角とはね…。だがこれで終わりだ!アマテラ…!」
万華鏡写輪眼による瞳術を発動しようとした瞬間、彼の目に痛みが走った。
「流石にチャクラを使い過ぎたか…!」
「よう忍者野郎。俺のコキュートスを食らってまだ生きてんのか…。」
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.474 )
「調子に乗ってんじゃ…ねえ!」
エイジスが渾身の一撃を起き上がり様に北条の腹部に炸裂させた。小刀の柄の部分を使った強力な突きである。
「グハァ!」
北条は倒れまいと踏ん張るが、エイジスが容赦無く小刀を北条の胸に突き刺さそうとした時である。
「!?」
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.475 )
「超速再生能力を有する俺が肉弾戦を制するのは必然だったな。其れに此方は2人だ。もう諦めろ。」
「ハァ…ハァ…クソが!」
李信の言葉に血反吐を吐きながら苛立つエイジスが、瞳力の使いすぎで弱っている北条の腹部に拳を入れた。
「忍者の方はもうヘトヘトじゃねえか!お前こそ諦めろ!外野がしゃしゃり出るからこうなるんだよ!」
口元から血を流しながらエイジスが倒れている北条に更に叩き込もうとする。
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.476 )
「だが現実世界に居た頃と違い、俺には力がある。間違った政を正す力が。ならばこの力、行使しないという手は無い。」
「氷河期さん、国ってのはな。国の為の国じゃいけないんだ。人が集まってできたのが国で、多くの人の代表として政を行うのが国なんだ。だったら上層部や国の体制維持の為だけの国なんて根本から間違っている。」
「そこに住む可能な限り全員の幸福を願い案じて政を行う。そんな、人の為の国こそが本来あるべき国の姿だろう。」
「王権神授説を唱え振りかざす国家元首など不要だ。自らの欲望を満たすだけの暴君などに人の上に立つ資格は無い。国や国家元首はあくまで国民の代表、社会契約説の上に成り立たねばならない。」
「氷河期さん、アンタの国は、この王国は人の為の国と言えるか?アンタは民の顔を見て幸せそうだと感じたことはあるか?この国が実り多いと感じたことはあったか?」
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.477 )
「直江さん、あれは魔力なんかじゃない!」
両目に白眼を発動させた北条が魔力の塊らしきものの根源を辿って見つけていた。
「じゃああれはなんなんだ?」
「生命だよ。国民のね。かっしーが国民から生命力を奪い取って死に至らせて更なるパワーアップをしてやがる!」
北条の言葉に李信とエイジスは呆然とする。
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.478 )
「あれを止めに行きたいところだが、俺達はもう力を使い果たしている。かっしーのことは仲間達に託そう。」
「奴らならきっとやってくれる。俺はそう信じてる。」
北条と李信は短いやり取りの後に激闘による疲労でその場に座り込んだ。
ガルドリア城 王の間
李信、リキッド、北条がエイジスと激闘を繰り広げていた間にこの王の間では、かっしー VS 赤牡丹、星屑、小銭、オルトロスの4人と、途中で参戦したWあ、マロンを加えた6VS1の戦いが行われていた。
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.479 )
「ふん、水素か。だが来るのが遅かったなァ!俺は全国民100万人以上の生命エネルギーと全世界の数え切れない奴等から魔力を奪った最強の王だ!お前に俺を倒すことなど出来ん!」
「要するに100万回お前を殺せばいいんだよな?上等だ。」
水素が腕を鳴らしながらかっしーに近づいていく。
「跪け!貴様はガルガイド王の前に居るのだ!」
「民の居ねえ裸の王様だろうが。」
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.480 )
かっしーはそれを暗黒空間を作り出して消滅させる。
「両手・連続普通のパンチ」
マジちゃぶ台返しに気を取られていたかっしーに水素の両腕から繰り出される連続ラッシュが炸裂し、かっしーの血や肉片が飛び散る。
「まだだぁ!暗黒球ァ!」
正面に天の城まで伸びて行くと思える程の無数の暗黒球を作り出して水素に一斉に射出した。
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.481 )
「お前には本気を出す必要があるようだな!」
かっしーが全世界から集めた魔力と生命エネルギーで進化を遂げ、全身が真っ黒い悪魔のような姿に変化した。
「ダークデビルモード!」
「行くぞ水素ォ!」
かっしーが瞬時に水素の背後に回り、暗黒の力を込めた拳を連続で炸裂させる。
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.482 )
「貴様程の強さを持った人間の存在など忘れていた。こうなったら致し方ない、奪った魔力と生命エネルギーを全て変換して貴様諸共この世界を消し飛ばしてやる!」
かっしーがヤケになり、奪っていた魔力や生命エネルギーを自らの胸の中心に全て凝縮させた。
「超究極崩界暗黒魔導砲ォォォォォォォォォ!!!」
数え切れない程の魔力と100万人分の生命エネルギーを注ぎ込んだ暗黒の塊が極太のビーム状に射出された。
「マジ殴り」
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.483 )
星屑、赤牡丹、小銭、オルトロス、マロン、Wあが王の間から地上に降りて来たのである。
「第四波動!」
「王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)!」
「プラズマァァァ!」
「雷光滅剣(バララークインケラードサイカ)!」
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.484 )
第24代ガルガイド国王・かっしーは7人の勇者によって倒された。
7人の勇者とは 赤牡丹、オルトロス、星屑、小銭、Wあ、マロン、水素である。
かっしーは生命エネルギーをガルドリア城内に居る者以外の全ての王国臣民から奪い取っていた為、ガルガイド王国はこれにて滅亡した。
ガルガイド王国の旧領はグリーン王国により接収され、グリーン王国領となった。
その中から今回の戦いに参加した者達に恩賞として3分の1以上に相当する領地が分け与えられた。ランドラ帝国での領地を失っていた北条もこれに含まれる。
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.485 )
1ヶ月後
李信は昼のグリーンバレーの街を何となく歩いていた。人気の無い通りまで出ると、星屑が1人でしゃがみながら建造物の陰でブツブツと独り言を呟いていた。
「星屑、何してんだ?」
「おわっ!直江かよ!この金はやらねーぞ!」
星屑が手に抱えていたのは大量の小銭(ポケガイ民の小銭ではない、金の小銭の方)だった。
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.486 )
「星屑、すぐにそのスタンドで街中の宝くじを集めるんだ!」
「よし!行けお前ら!」
星屑が500体を超えるハーヴェストに命令すると、ハーヴェストはそれぞれ散っていった。
「だが星屑、この世界に魔法少女なんて居るのか?」
「此処は二次元だぜ?信じれば必ず会える!」
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.487 )
「おいやべえぞ直江!まだ後期限が3日ある!早速引き換えに行くぞ!」
「よっしゃ行くぜ星屑!」
既に時刻は夜7時になっている。2人が2億円の宝くじを換金しに行こうとした時である。複数人の影が突如現れて2人を取り囲んだ。
「そこまでよ!」
女の声である。リーダー格と思しき女が2人に近づいて来た。
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.488 )
「その2億Zは換金してガルドリア復興募金に募金するのよ!返しなさい!」
「落としたお前が悪いんだよ!落とした時点でこの宝くじの所有権はお前から離れたんだよ!今は俺らの物だ!ウヒャヒャヒャヒャ!」
むったの威嚇に屈しもせずに更に挑発を続ける星屑。
「アンタが直江ね。ガルドリアを更地にしたっていう。」
李信の後ろに居た女が声をかけてきた。
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.489 )
「あ?あんま俺らを怒らせない方がいいよ?俺らマジ強いから!」
星屑が行く手を阻む女達に脅しをかける。
「私達も強い!今ならまだ許すから宝くじを返しなさい!」
「そのうるせえ口を封じてやる!スタープラチナ!」
女の1人がしつこく宝くじを返すように迫ってきたので苛立った星屑はスタンドを呼び出す。
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.490 )
「花風紊れて花神啼き 天風紊れて天魔嗤う 花天狂骨」
李信の斬魄刀が青龍刀のような形状に変化して更に二本に分かれる。
「宝くじは絶対に取り戻す!」
変身して頭髪が桃色に変化し、スパッツ状の勇者服を身に纏ったむったがまず星屑に襲い掛かる。むったは強化された身体能力から突き攻撃を拳で繰り出す。
「このスタープラチナと拳で勝負する気かぁ?オラオラオラオラオラオラオラオラオラ!」
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.491 )
「俺のスタープラチナは精密動作性が高くてな。至近距離で銃を撃たれても銃弾を掴み取るんだよ。」
遠距離に回って星屑を狙撃していたA姫の銃弾を受け止めながら近づいた星屑。
「狙撃すら受け止める…そんな能力聞いてない!」
「オラオラオラオラオラオラオラオラオラ!」
星屑のスタープラチナのラッシュでA姫の体は砕け散った。
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.492 )
換金を終えた2人は2億Zを半分ずつに分けてアタッシュケースに入れてそれぞれの自宅に帰ろうとしていた。
「っしゃあ1億Zゲット!」
「今日の直江はテンション高いな!」
ガッツポーズをしたり談笑したりして帰路を進んでいると、遠くから若い男の悲鳴が聞こえた。
「星屑、今のなんだ?」
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.493 )
「このスタンドじゃダメか!ならキラーク…」
「行け!グロリアスドラゴン!」
星屑が別のスタンドを呼び出そうした時、10m程左から声が聞こえ謎のドラゴンが召喚された。ドラゴンは星屑に襲い掛かっていた謎の生命体を封印された力を解放して闇の光を口から解き放って焼き尽くした。
「舞い戻れ グロリアスドラゴン!」
ドラゴンは再び持ち主の元へ封印された。
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.494 )
翌日、ぐり~んからの使者にぐり~んから呼び出しがあると伝えられ、李信は登城していた。
ぐり~んの家来の案内で円卓がある部屋まで通されると、既にそこには10人程のポケガイ民出身の能力者達が集まっていた。
赤牡丹、Wあ、マロン、星屑、小銭、オルトロス、アティーク、庭師、北条、水素という顔触れだった。
「お、直江じゃん遅かったな。」
入室して最初に声をかけてきたのは星屑だった。
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.495 )
モニターに映し出されたのは1人の女占い師だった。
「稀代の占い師・kanarinだ。kanarinの預言は必ず当たると言われている。そのkanarinがあまりの絶望的未来を預言して死んだ。」
「死んだ?あまりの絶望的未来を預言するのにエネルギーを使い果たしたのか?あとお茶貰える?」
ぐり~んの説明に口を挟み、ついでにお茶を要求したのは水素だった。
「いや、死因は餅を喉に詰まらせての窒息死だ。kanarinは生前、こんな預言を遺している。」
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.496 )
「そういや昨日、人を食う奴に出くわしたな。あれも何か関係あるのか?」
星屑が昨日の出来事を思い出した。
「この俺様のグロリアスドラゴンで焼き尽くしてやったがな。キシーッ」
庭師が必要あるのかどうか微妙な補足を付け加えた。
「最近このグリーンバレーで怪人や能力者の襲撃の目撃情報、被害情報がチラホラと上がり始めている。こういうのは恐らく何か良くないことが起こる前触れだ。世界がヤバくなる予兆と俺は考える。」
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.497 )
南地区班
グリーンバレー南地区では李信が北条と共に騎士団1000人程を率いて警備にあたっていた。南地区は商店街の範囲が広く、港もある。以前、桑田が軍を率いて攻めてきた国門もこの地区にあった。南地区を更に頭部と西部に分けて担当することに決めた。500人ずつ率いている。
「李信班長、今のところ異常はありません!」
「異常が無いのもこういう時は問題だな。退屈でたまらん。」
「そういうことを仰るのは流石に…」
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.498 )
李信が現場に駆けつけると、10人の騎士が血の川を流しながら無惨な姿で倒れていた、中心に、眼帯をつけた男がサーベルを持ちながら立っている。
「君がこの騎士達の隊長かね?」
落ち着き払った声色で李信に声をかけてくる。
「貴様がやったのか。」
「見れば分かるだろう。アホな見た目通りアホな男だね君は。私はねおんてとらという。オツムは残念だが戦闘には期待しているよ!」
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.499 )
「ホムンクルスだと?今度は鋼の錬金術◯ってわけか。」
李信の言葉は受け流し、ねおんてとらは李信の腹部に刺さっているサーベルを引き抜くと後方に飛び下がり距離を取る。
「君も能力を出したまえ。それまで待ってやる。」
ねおんてとらは余裕を隠さない。
「舐めやがって。行くぞ、斬月!」
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.500 )
(速い!)
ねおんてとらの速さについていけず、李信は胸を貫かれた。
「心臓を潰した。呆気なかったな。」
「そもそも元々のスペックが低かったんだろう。二次元世界の加護を受けてこの程度の運動能力と反射神経、動体視力…。おまけに頭も悪いときた。この世界に来て強大な力を得て自らを過信していたのだ君は。現実から目を背けて、逃げて、この世界に辿り着いて力を得て、まるで自分は特別な存在であるかのように思い込む。なんて哀れな男なんだ君は。」
ねおんてとらはそう吐き捨てると李信を貫いていたサーベルを引き抜いて、サーベルに付着した血を振り払う。
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.501 )
「ならば再生が追いつかない速さで君を切り刻むだけだがね!」
ねおんてとらがサーベルを持って素早く突っ込んでくる。
「そんなスピードで大丈夫か?」
李信はねおんてとらを取り囲むように残像を残しながらの高速移動を始める。
「ならば私も速力を上げるとしよう!」
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.502 )
しかし一度月牙天衝を避ける為にねおんてとらが攻撃をやめた為に李信の体は超速再生を果たした。
「何度再生しようと君が死ぬまで斬り刻むのみ!」
ねおんてとらは再び攻撃体勢に入るが李信は瞬歩でねおんてとらの視界から姿を消した。
「月牙天衝!」
背後に回った李信が月牙天衝を放つ。その顔には虚(ホロウ)の仮面が現れていた。
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.503 )
北地区では 水素、星屑、小銭の3人が1000の騎士を束ねて警備にあたっていた。
3人は暇だからと喫茶店のエントランス席でアイスコーヒーを飲みながらトランプに興じていた。
「報告!北地区広場付近にて襲撃者出現!住民3名程の死亡が確認されました!至急出動願います。」
騎士の1人が慌てて報告をしにきた。
「俺が行く。大体、俺の出番ってみさくら戦以降あんまねえじゃん。俺レギュラーキャラの筈だよな?ということで俺の出番増やせ。分かったか、星屑と小銭。」
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.504 )
「我は地底王凪鞘ステハン!勝負だヒーロー!」
4本の腕に青色の剣を持つ地底怪人が地中から舗装されている広場の地面を突き破って現れた。
「災害レベル鬼のカスは引っ込んでろ。」
水素は相変わらず落胆した表情でそう言うと、地底王の頭上まで跳躍し、ドロップキックを頭部にかました。地底王の体は頭から足まで全てが砕け散った。
「つまんねえんなあ。」
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.505 )
東地区 オルトロス、庭師、アティークの班
東地区を統括するアティークは真面目に騎士達の指揮を執っていた。東地区は隣町へと続く道が伸びる交通の重要地区である。アティークは東地区と隣町への道を結ぶ関所に陣を張って騎士達に指示を出し続けていた。
「オルトロスと庭師め、これは遊びじゃないのに2人で豚骨ラーメンを食いに行きやがった!緊急自体になったらどうするつもりだ!」
オルトロスと庭師は東地区にオープンした博多ラーメンの店に行っており、真面目に警備にあたっているのはアティークだけだった。
「アティーク将軍!報告です!襲撃者がこの関所に町側から向かってきます!」
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.506 )
「やっほー♪グリーン王国ちゃんの皆ッo(≧∇≦*o) あありんだよー☆」
襲撃者はあありんだった。飲食店が並ぶ東地区の中心で破壊活動を始めていたのである。魔法少女が着る白い戦闘服を着用しているあありんは英語を話す赤いビー玉のようなものがはめ込まれた魔法の杖から桃色のビームを射出して家屋や店舗を破壊していた。
「俺の初バトルデビューの生贄になるのはお前のようだなァ!」
アティークが腰に帯びている古代兵が使う剣を抜いて意気揚々とあありんを見据える。
「あなただーれ?あありんは、上の人に言われてこうしてるだけだよーo(≧∇≦*o)」
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.507 )
無数の火球はあありんを目指して飛んで行くが、あありんは杖に跨って飛行しそれを回避する。
が、火球は直ぐ様軌道を曲げたり方向を変えて直進したりという動きを見せ、飛行回避を続けるあありんを追い続ける。
「その火球は追尾型なんだよォ!」
「嘘!いや!避けられない!」
火球が猛スピードであありんに追いつき着弾すると、他の火球も着弾した火球に合わせて誘爆し上空で大爆発が起こった。
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.508 )
「おいおいかなり加減してんのにこのザマかよ。こいつが弱過ぎるのか?いや、俺が強過ぎるんだ、うん。」
アティークは自問自答していた。実際にアティークは本来の力のほんの一部しか出していなかった。
「いったいしあっついなー!もうあありん怒ったもんね!絶対許さない!」
攻撃に何とか耐えたあありんが全身の大火傷の痛みに耐えて涙を滲ませながらアティークを睨み据えた。
「これが私の全力全開!いっくよー!o(≧∇≦*o)」
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.509 )
西地区 赤牡丹、Wあ、マロンの班
3人は固まって直感に頼り西の関所付近の古代建造物・グリーン神殿に足を踏み入れた。
「よく此処が分かったな!美味そうなのが3人も居る!このSSSレートの喰種(グール)である聖マリの御馳走になってもらうぞ!」
「グールだと?ていしが倒したのはお前の仲間か?」
「あいつは名も無きステハンの雑魚グールだ!俺は一味違うぜぇ!」
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.510 )
結局、アティークは初バトルに熱くなるあまり、あありんから答えを吐き出させずに殺してしまっていた。アティークが己の軽率な行動を後悔している時、騎士の1人がアティークの本陣に駆け込んでいた。ついでに、豚骨ラーメンを替え玉で3杯も食べて満腹になったオルトロスと庭師は幸福に満ち足りた顔で戻り、アティークに激怒された。
「大変ですアティーク将軍!あれをご覧下さい!」
騎士の1人が上空を指差して狼狽している。アティークも地面を見て感じていた。迫り来る影が大きくなっていくのを、である。
「なんだありゃあ!」
「謎の飛行物体キシーッ!」
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.511 )
「舞い降りろ我が四天王よ!グリーンバレーの上位能力者達を残らず潰せ!」
エコーがかかった声が配下に命令を下すような言葉を発すると、巨大な飛行艇から4人の者がそれぞれ飛行艇から伸びる光に包まれて東西南北の地区に降り立った。
「如何にお前達がこの世界の上位能力者であろうと、宇宙最強の我々荒喧の前では赤子も同然!お前達を潰せばこの世界を頂いたも同然なのだ!」
エコーがかかった声が止んだ。恐らくこの声はボスのものであろう。
アティーク、オルトロス、庭師の視界には荒喧が遣わした1人の男の姿が映っていた。
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.512 )
一方、李信と北条の前にも1人の男が現れていた。
「お前達が私の相手か。私は蒼。最強の錬金術師にして神だ。」
白い腰巻を身につけ、上半裸で金の長髪の男は蒼と名乗った。
「神だと?神なら何で他人に従ってるんだ?」
李信が蒼の言葉の矛盾点を突く。
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.513 )
「須佐能乎!」
北条は永遠の万華鏡写輪眼と輪廻写輪眼を発動させ、完成体須佐能乎を呼び覚まし太陽を防ごうと図るが、完成体須佐能乎ですら太陽の前では粉々に砕け散った。太陽は北条に直撃してしまった。
「まず1人。そこの黒尽くめの眼帯男もすぐに仲間のところへ行かせてやる。」
「何処見てんだよ!天照(アマテラス)!」
太陽の直撃を受けた北条は影分身だった。本体の北条が瞳術の天照を発動させて蒼の全身に黒い炎が発火した。
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.514 )
「斬魄刀を周囲と融合させて支配下に置く卍解、それが雨露柘榴だ。例えばこんなことも出来る。」
李信はグリーン城の武器庫から一瞬で大量の火矢と油を浮遊移動させて眼前に展開した。そしてありったけの油を蒼の体に振り落としかけて火矢を一斉に射出した。
「ぐおおおおおおおお!!」
蒼の体が勢いよく燃え上がるが、賢者の石による再生能力により体が焼かれるごとにその箇所を赤い閃光を放ちながら再生し続ける。
「北条さん、こいつは不死ではない。賢者の石のエネルギー分殺せば確実に死ぬ。」
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.515 )
「破道の六十三 雷吼炮」
「破道の七十三 双蓮蒼火墜」
「破道の八十八 飛竜撃賊震天雷砲」
「破道の九十 黒棺」
「破道の九十一 千手皎天汰炮」
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.516 )
「なん…だと…?」
李信が思わず声を上げる。蒼は赤いバリアによって李信と北条の攻撃を全て防ぎきっていた。
「お前達の力はその程度か?ならば今度は私の番だ。」
蒼は防いだ攻撃の全てを李信と北条に跳ね返した。
再び先程と同じ規模の爆発が発生する。高位鬼道の一斉放出と超大玉尾獣螺旋手裏剣はそれぞれ使用者にそっくりそのまま返された。
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.517 )
しかし李信は全知全能の能力で、北条は万華鏡写輪眼による透過能力により蒼の2人を賢者の石に変える力は通用しなかった。
「賢者の石のエネルギーが最後の1つ分になるまで死ね。」
「グワアアアアアアアア!!」
李信は未来を書き換え、蒼の賢者の石のエネルギーを残り1つになるまで放出させた。
「さて最後の命だが、これで貫いてやろう。」
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.518 )
「直江さんチート過ぎだろ…」
戦闘を見ていた北条が唖然としている。
「フフフ…この力があれば俺に叶うものなど居ない!だが北条さん、君もチャクラが体に馴染んだ頃じゃないのか?」
「言われてみれば…そろそろだな。これからどうする?」
李信に言われて北条も不安定だった自らのチャクラが体に完全に馴染んだことに気づいた。自身も十分過ぎるほどチートなのである。
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.519 )
「試しにやってみてくれよ。どんなことでも成功出来るんだろ?」
水素は雨飴の言葉を信用していない。
「そうねぇ。例えば…」
雨飴は太陽を指差し水素、小銭、星屑の3人に太陽がある方向の空を見るように促す。すると次の瞬間、太陽が消滅した。
「太陽を…消しやがった…」
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.520 )
「交渉決裂ね、残念。じゃあまず貴方から消すことにするわ!」
雨飴は水素を消滅させるように念じる。しかし水素は全く動じない。消滅もしない。
「おいどうしたよ?さっきの太陽みたいに俺を消してみろよ。」
「私の、成功率100%の能力が効いてない!?い、いや…そんな筈は!こうなったら!」
涼しい顔で煽ってくる水素に、雨飴は慌てふためいた。
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.521 )
「さて、お前達もさっきの騎士みたいに塵に変えてやろう!」
キングクイーンが第三の腕を振り、オルトロス、庭師、アティークの3人を消滅させようと図る。しかし3人は消滅しなかった。
「俺様の第三の腕の能力が発動しない!?」
キングクイーンが初めての出来事に驚愕する。
「なんだか知らんが、お前の特殊能力は俺が封じたぜ。」
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.522 )
「能力が限定されたからなんだってんだ?俺様が誰よりも強力な攻撃と防御が出来ることに変わりはない!」
キングクイーンはバリアを張ってオルトロスのベクトル反射とグロリアスドラゴンのダークブレスを完全に防いでいた。
「この攻撃で王都を消し飛ばしてやろうか?あぁん!?」
「させねえよ!神よ、我らを神の世界に導きたまえ!」
アティークが神に祈りを捧げると、4人は光に満ちた世界にワープした。
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.523 )
「この神の右席の力を手に入れた荒喧四天王・キングクイーン様に逆おうなんざ100000000年はええんだよ!」
光しかこの世界で大爆発が起きようとも世界が破壊されることはない。しかし妙だとキングクイーンは思った。この手の能力は使用者を倒せば解除される筈である。
「!?」
キングクイーンは爆発が収まり正面を見て驚愕する。3人とも生きているのだ。
「お前達、あの規模の攻撃を食らってなんで生きてやがる!」
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.524 )
核爆発が巻き起こる。それが収まり、3人はキングクイーンの姿を確認した。
「俺様の第三の腕があああああ!!」
キングクイーンの第三の腕は肘から下が消滅していた。
「これじゃ半分程の効力しか発揮しねえじゃねえか!クソがあああ!」
キングクイーンは半分となった第三の腕を振って怒りに任せて攻撃を仕掛ける。キングクイーンの第三の腕から光線が射出され、3人の心臓を貫いた。
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.525 )
「俺様の…俺様の腕があああああ!」
第三の腕を消されたキングクイーンが発狂する。両手を頭に当てて絶叫する。
「やれ、グロリアスドラゴン!闇の光で奴を魂ごと焼き尽くせ!」
庭師のグロリアスドラゴンが口から闇の光を吐いてキングクイーンの全身を焼き尽くした。キングクイーンは跡形も無く消滅した。
「舞い戻れグロリアスドラゴン!」
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.526 )
「私の戦闘力は530000です。
ですがもちろんフルパワーであなたがたと戦う気はありませんからご心配なく… 」
赤牡丹、Wあ、マロンが担当する西地区に現れた荒喧四天王は、まず容姿からして人間離れしていた。
小柄な体躯、短い円錐型の黒い2本の角、紫色の頭部、全身は白色に近い色で宇宙人と思えるような容姿をしていた。
「戦闘力…そのセリフ…その容姿…成る程ドラ◯ンボールか。」
「その通り。私は荒喧四天王の1人で幽霊と言います。宇宙では地上げ屋をやっております。」
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.527 )
「来い、我がジン・アシュタロス!」
マロンが腰に帯びている刀を抜き、蛇のような髪と鱗、ドラゴンのような鋭い爪を持つ男性の姿を持つジン・アシュタロスを呼び出す。
「全身魔装!」
刀は刀身の端が黒い細身で両刃の長剣になり、ジンと同様髪の色が赤からオレンジ色の蛇の鱗のような長髪になって全身がオレンジ色の鱗に覆われ白い炎の竜を纏った姿になる。
「行くぜドラ◯ンボールのフリー◯こと荒喧四天王幽霊!俺がお前を倒す!」
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.528 )
「いや、たった今積み技を積み終わりました。今の俺は全てのステータスが6段階上昇している状態です。」
Wあはメガシンカも済ませていた。しかし前回とメガシンカ時の形状が変わっている。というより、メガシンカエネルギーを取り込んだだけで姿は全く変わっていない。
「Wあさんメガシンカの格好変わってないか?」
「だってあの格好ダサいですしね。」
赤牡丹の疑問に即座に答える。
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.529 )
「ゲホッゲホッ!2人とも大丈夫ですか!?」
技・まもるによってかろうじて幽霊の攻撃から身を守ったWあがマロンと赤牡丹を探す。
「俺は…何とか生きてます…Wあさんの技のおかげです。」
マロンが瓦礫の山から必死に這い出る。
「あいつ、強過ぎる!まるで歯が立たねえ!」
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.530 )
「この私のエネルギー弾を相殺したか。突然現れた君は何者かね?」
「俺は元ガルガイド王国騎士・エイジス・リブレッシャーこと氷河期だ。」
幽霊の問い掛けに答えるその男の声も容姿も、3人は知っていた。
「氷河期、助太刀はありがたいが何で此処に居るんだ?」
「ガルドリア城での戦闘の後、俺は旧王都から離れた街に住居を構えて暮らしながら自分の生き方を見つめ直してた。ガルガイド王国が滅びてその領地がグリーン王国領になってからというもの、人々に笑顔が増えたと感じた。彼らの笑顔の為に行われる政治を敷くこのグリーン王国こそ、守る価値のある国だと気付いた。」
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.531 )
「でんじは!おにび!どくどく!あやしいひかり!」
幽霊がエイジスの攻撃を受けている間にWあが状態異常技を叩き込む。
「ぐわああああああ!!」
4人の一斉攻撃を受けた幽霊は全身に光の矢を浴び、大火傷を負い、消えない炎に焼かれ、痺れて動きが鈍くなった上にジワジワと毒のダメージを受け始め、更に混乱して自分で自分をデスビームで攻撃し始めた。
「畳み掛けてやる!無想・樹海浸殺!」
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.532 )
「はあああああああ!」
氷を突き破り、幽霊が這い出てくる。
「俺の極大魔法が…!」
狼狽するマロンを幽霊のエネルギー波が呑み込む。
「マロンンンンンンン!」
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.533 )
「絶葬鎌(ベリオル・ゴルドレーザ)!」
エネルギー波で吹き飛ばされた筈のマロンが左肩の金属器から魔法を発動した。
「貴様何故生きている?いや、それよりも私の右腕が動かない!」
「今のは感覚を刈り取る魔法だからな。お前は2度とその右腕を動かすことは出来ない。因みにさっきのエネルギー波はブァレフォールの能力で回避したんだ。」
「!」
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.534 )
「絶葬鎌(ベリオル・ゴルドレーザ)!」
エネルギー波で吹き飛ばされた筈のマロンが左肩の金属器から魔法を発動した。
「貴様何故生きている?いや、それよりも私の右腕が動かない!」
「今のは感覚を刈り取る魔法だからな。お前は2度とその右腕を動かすことは出来ない。因みにさっきのエネルギー波はブァレフォールの能力で回避したんだ。」
「!」
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.535 )
「何とか耐え切った。命あっての物種だからな。」
Wあと赤牡丹もボロボロの状態ではあるが何とか幽霊のエネルギー波を耐え切り生還していた。
「2人とも生きてて良かったぜ!」
マロンがホッと胸を撫で下ろす。
「皆さん、回復の薬を。この地区の警備を続けるにしろボスの所に乗り込むにしろダメージがあるのは喜ばしくないですからね。」
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.536 )
飛行艇内 最奥部
李信と北条は途中出現した怪人達を楽々と倒し続け、遂に最奥部のボスが控える部屋に辿り着いた。
「こいつがボスか…単眼の宇宙人とは奇妙な容姿だな。」
「早く倒して全部終わらせよう。」
「良く我が四天王を倒して此処まで来たな!」
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.537 )
「残火の太刀 東 旭日刃」
「建御雷神(タケミカヅチ)」
李信は流刃若火の爆炎を刃先に全て押し固めた刃を、北条は須佐能乎の腕で千鳥と天照の炎を融合させた突きをヒノ荒らしに繰り出す。
が、2人の攻撃はヒノ荒らしに素手で簡単に受け止められてしまった。
「!」 「!?」
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.538 )
「虚…」
肋骨を折られ、李信は血を吐き息を乱しながら虚閃を放とうとするが近づいて来たヒノ荒らしにその腕を掴まれて手首の骨を粉々に砕かれた。
「グアアアアアアアアア!」
想像を絶する痛みに李信は悲鳴を上げる。
「直江さ…グフッ!」
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.539 )
「冷却砲!」
部屋の南西にある出入り口からヒノ荒らしに冷気が押し固められた魔力砲が伸びていく。
「ふんっ!」
しかしヒノ荒らしは片腕でそれを振り払ってしまった。
「エイジス・リブレッシャー推参!」
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.540 )
「3人まとめて死ねぇ!地球の虫けら共ォ!」
ヒノ荒らしにより李信、北条、エイジスの3人がエネルギー爆発により始末されようとしたその時だった。
何者かがヒノ荒らしの胸部に強烈な打撃を叩き込み、ヒノ荒らしが装着している鎧を粉々に粉砕して吹っ飛ばした。3人はハッとなり同時にその者に視線映す。
「地球人にも出来る奴は居るらしいな。貴様は何者だ?」
「趣味でヒーローをやってる水素という者だ。」
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.541 )
ヒノ荒らしは水素に対して猛スピードラッシュを両腕で繰り出す。宇宙エネルギーを纏った絶大な威力のラッシュだが水素も両腕を高速で繰り出してラッシュを受け止める。
「会いたかったぞ!貴様のような強者に!」
「お前本当は地球征服より強者との闘いが目的だったんじゃねえのか?」
「そうかもしれんなァ!」
お互い部屋の柱から柱を高速移動しながら拳の応酬を続けた後、ヒノ荒らしが水素の腹部に拳を叩き込んで柱の中心くらいの高さまで突き上げる。水素の体は何本もの柱を破壊しながら突き抜けていく。
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.542 )
「体内にある莫大なエネルギーの放出!雑魚がこれに触れれば骨すら残らん!」
半径数kmもある巨大な飛行艇の甲板全域を巻き込むエネルギー爆発が発生し、爆炎と爆風に包まれた。
水素はそれを受けても無傷だった。しかし背後に猛スピードで回ったヒノ荒らしが水素の後頭部に拳を叩き込む。
「手応えあった!どうやら勝敗が見えてきたな!」
しかしヒノ荒らしも一連の水素との応酬で左腕を粉砕されていた。
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.543 )
「ペラペラペラペラと!もう終わりなのかよ?闘いは!」
水素は全くダメージなど受けていなかった。険しい表情でヒノ荒らしに更なる闘いを求める。
「いや、まだだ!」
「メテオリックバースト!」
ヒノ荒らしの姿が変化する。全身が淡い桃色に輝き、血管のような青い筋が無数に全身に張り巡らされた姿になる。全身からは今までに無い程の莫大なエネルギーを放っている。
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.544 )
(この男には 俺の全てをぶつけたくなった!)
「オォォォォォォォォォォ!!」
ヒノ荒らしが全速力で水素目掛けて突っ走り接近、水素に高速連打を繰り出すが水素の反撃の拳を受けて吹っ飛ばされ、体の半分が砕かれる。
「そうだ!それでこそ倒しがいが…」
自然治癒力により再生したヒノ荒らしに水素の更なる攻撃が炸裂する。
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.545 )
水素のマジ殴りの余波は地球を覆う雲をも掻き分けた。闘いは終わった。
飛行艇の甲板には、体が黒く朽ち横たわっているヒノ荒らしの姿があった。
「この俺が…地球人に敗れた…。」
力無い声でヒノ荒らしが虚空を見つめながら呟いた。
「俺のマジ殴りを受けてまだ息があるとは大した奴だな。やっぱ強いよお前。」
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.546 )
3人を回収し、超速再生能力を持つ李信を除く2人を担いで水素がグリーンバレーの地上北地区に戻ってきていた。
「水素、もう終わったのか?」
水素の帰りを出迎えて一番に口を開いたのは小銭だった。
「ああ、結構強かったぜ。楽しいバトルが出来た。」
「で、お前ら3人は?」
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「Re:じゃないけど始めるポケガイ民の二次元生活」( No.547 )
「帰るのか?」
「ああ。俺には旧ガルガイドの土地が合うようだ。」
「そうか。またな。」
「ああ、またいつか。」
闘いが終わり数日後、エイジスは李信に見送られてグリーンバレーの国門を通り抜けて旧ガルガイド領の街へと帰っていった。
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